京の素敵(京の素敵なモノ・コト)

2015月12月の記事 一覧

お正月のお菓子 花びら餅

お正月にいただくお菓子「花びら餅」。

平安時代、宮中のお正月では固いものを食べ、
歯を丈夫にすることで長寿を願う
「歯固(はがため)」という儀式がありました。

明治時代に茶の湯のお菓子として工夫され、
白く薄いおもち、 砂糖漬けのごぼうを包んだ
「花びら餅」として親しまれています。

・鍵善さんの「花びら餅」

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 お菓子にごぼう?と思いますが、
当時は鏡餅、大根、押鮎が歯を丈夫にするための儀式で使用され、
その食材が、時代と共に変わりました。
(押鮎がごぼうに見たてられています)

季節ごとに楽しむお菓子、
京都ならではですね(^-^)

LSTウエディング 西川 徳子

北野天満宮 献茶祭

12月1日、北野天満宮さんでは、
豊富秀吉が天正15年(1587)10月1日に催した
「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」に由来する
祭典が行われました。
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京都の老舗菓子店による「菓匠会」では祭典にあたり、
「京の山」というテーマをもとに作品が展示されました。

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京都は山々に囲まれた盆地で、どこにいても、
遠くをみると、山をみつけることができます。
夏は蒸し暑く、川が多い土地柄、冬は底冷えしますが、
その分、目に見える、四季折々の美しい風景、
風の柔らかさを感じるのも、この町ならでは。

京文化とともに発展した「京菓子」は、
お店により、テーマの捉え方がさまざまで、
京菓子の優美さ、表現力の豊かさ、世界に感動いたしました(^-^)

LSTウエディング 西川 徳子