令和7年 祇園祭 弓矢組・武者神役
7月京都では日本の三大祭りである「祇園祭」が行われます。
「祇園祭」は平安中期に全国的な疫病がはやり、
当時の66ケ国にちなみ、66本の矛をたて神輿を神泉苑におくり、退散を祈願したことがはじまりと言われています。
また、八坂神社の神様の御霊を御神輿にお遷りいただき、氏子界隈を練り歩く「神輿渡御」、神輿がすすむ道を清める意味がある「山鉾巡行」が有名。
・神輿渡御
・山鉾巡航
※画像八坂神社さんHP
《半世紀の時を超えて蘇る武者行列》
古来、御神輿の先導をしながら練り歩く節の行列が存在がありました。
その集団は「犬神人(いぬじにん)」と呼ばれ、神輿渡御の先頭に立ち、行列の警固い供奉されていましたが、
様々な時代背景のため、昭和49(1974)年の神幸祭を最後に武者行列は途絶えてしまいました。
しかし、令和6年、八坂神社の氏子の方々から要請があり、
慎重な協議が重ねられた結果、裃(かみしも)姿で50年ぶりに神幸祭の神輿を先導の復活。
そして本年の祇園祭では乗馬した大将と4名の武者が都大路を練り歩かれます。
先人の方々の無数の努力によって,受け継がれている祇園祭。
全ての神事が滞りなく行われることを願うばかりです。